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ゆるりです。

先日、横浜の
「レビー小体型認知症家族を支える会」の交流会に参加してきました。

交流会は、

◆参加家族から相談を受け、宮田会長や小阪医師などがアドバイス
◆家族同士で話し合い、小阪医師が最後に質問を受ける

という形式のどちらかで行われます。

毎月第三木曜 16時半~18時開催。

詳しくは「レビー小体型認知症家族を支える会」のHPをごらんください。

尚、こちらで報告する内容は、私が走り書きをもとに記事にしております。
また、個人情報を含みますので、概要のみとなりますことをご了承ください。

※注意:我々のおしゃべり会は、こちらとはまったく別の会です。



****************

報告がすっかり遅くなってしまって申しわけありません。

先月の交流会は講習でした。


レビー小体型認知症にはパーキンソニズムがでることが多く、遅かれ早かれ
嚥下不安を常に感じるようになります。

誤嚥性肺炎を起こしかねない危険が大きいのです。

食べられているうちからの口腔体操や口腔ケアを行うことで、誤嚥性肺炎の
確率を少しでも減らすことができると思います。


管理栄養士による

『認知症高齢者における
        摂食・嚥下障害の対応』



‘食べること’を医学的にいうと、栄養素を体に取り入れること。
つまり生理的機能です。

しかし、食べることは人間にとって「生きる喜び」であるとともに、
生活リズムを安定させる支点(三度の食事で朝昼晩の区別)でもあります。

食事は口にモノを入れる行為ですが、気づかぬうちに
‘視覚’‘聴覚’‘触覚‘’味覚’‘嗅覚’を感じています。


認知症の方が召し上がらなくなる原因は様々です。

観察ポイント

口腔内の異常:虫歯、入れ歯の装着・フィット感、歯槽膿漏、歯肉炎、口内炎

 体  調 :腹痛などの体調、便秘、下痢、満腹感、だるさなど

 環  境 :温度、湿度、場所、騒がしさ、気配、椅子の高さ、食器の配置、
       テーブルの配置、照明など

 食  事 :形態(トロミ・刻み・一口大など)、量、好み、色合い、温度
       盛り付け、温度など

 その他  :ご本人が使いやすい箸・スプーン形状・食器形状、色など
       また、ご本人の姿勢や気分のムラ
       食事の時間(提供時間、かかる時間)
       

レビーの場合、視覚障害がある場合が多いので、特にテーブルの上に余計な
ものを置かない、食器は無地にするなどで幻視を減少できる。

また、一部分しか食べないときは、視覚に入っていない場合があるので、
お皿の位置を変えるなどをしてみる。

メニューの説明をしたり、食に関する話題をすることで食事へ興味を持って
もらう。

他に…例えば、ランチョンマットの利用で自分の範囲を理解していただく
       温かい食べ物は食がすすみやすい。
       適度で的確な声かけ(せかさず、明るく)      
       ワンプレートでの提供など


機能的問題:脳の機能低下、知的欠陥

心理的対応:うつ病、退行、困惑

社会適応 :孤立、不活動、損失


食べ方がわからないということがあります。
飲み込みが困難になりつつあるので、食べるのが億劫ということも多いです。

何故食がすすまないのか…観察を行い適時対応を考える柔軟さが必要。



食事をするという動き

視覚(食べ物を確認、目で楽しむ)
 ↓
準備期(咀嚼・舌でまとめて食塊を作る)
 ↓
口腔期(まとめた食塊を舌で喉の奥に送る)
 ↓
咽頭期(ゴクンと飲み込む)
 ↓
食道期(胃へ食塊を流し込む)

この一連の動きを無意識下のもと、生理的に行っているが、
神経・筋力の低下により、うまく働かなくなる。

呼吸器の感染・低栄養⇒摂食・嚥下障害⇒全身状態の悪化⇒呼吸器…
と悪循環になる。


口腔ケア・口腔体操の実施

この部分は多くの本や情報があるので割愛。


その他(栄養士さんの経験より)

■レビーは日内変動により、覚醒しているときと、ボーっとしている時が
あるので、優先順位として、まずは覚醒しているときに食べていただく、
時間にとらわれないという考えを持つ。

■朝昼晩と三食が理想ではあるが、無理な場合、二食で栄養価の高いもの、
または補食(おやつ、栄養ドリンク栄養ゼリー)を摂るようにする。
一食の量が少ない場合も補食をすすめる。

■高齢者は活動量が減るので、個人差はあるものの、歩ける方で
1500~1600カロリーを目指している。
しかし、ほとんど動かない方、車いすの方、寝たきりの方では
800~1200kcalくらいを維持するようにしている。

■水分は食事で摂れる量を別にして夏は1000~1500ccを目指す。
ただし、こちらも個人差があり、またお茶にこだわらず飲みやすいものを
飲んでいただく。(糖分・塩分には注意が必要)
氷を口にするのでも可。

お茶ゼリーを作り、はちみつをかけるなど甘くすると食べてくれやすい。
市販のゼリー飲料も利用可。

■口を開けてくれないとき、小さなスプーンを口の脇から差し入れ、
スプーンの背を頬にそって奥へ。
上あごと下あごの付け根部分をやさしく刺激すると開けてくれる。


などなど。


***************


今回は講習スタイルで、小阪医師の参加はありませんでした。
レビーの他の症状の相談時間もなく、それが目的の方には残念だったかも
しれません。

しかし、嚥下障害はいつか来る道ですから、これはこれで
とてもいい講習だったと思います。





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