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ゆるりです。

あるセミナーに参加してきました。
個人的な視点、感想が含まれます。
尚、こちらで報告する内容は、私が走り書きをもとに記事にして
おりますことを、ご了承の上お読みください。



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上梓記念講演
第二の認知症ーレビー小体型認知症の今
講師:小阪憲司 医師

小阪医師とはほぼ毎月、支える会の交流会でお話をお聞きする
機会はあるのですが、講演をお聞きするのは初めてです。

受付横には、レビー小体型認知症支える会の相談ブースがあり、
満席で順番待ちの方もいらしたようです。

会場に入ると、家族以外らしき方の参加も多く見受けられ、
また報道の腕章をつけられた方も数名いらっしゃり、
レビーへの力の入れようがわかりました。



定刻になり、席に。
約450の席に8割ほどの入りでしょうか。
やはり女性、それも比較的若い方が多かったように思います。

レビー小体型認知症研究会事務局長であり、小阪医師の著書
「第二の認知症ー増えるレビー小体型認知症の今」の
執筆協力をされた、尾崎純郎さんの司会で始まりました。


講演はレビー小体型認知症の歴史…といいますか、どのように
発見され、研究され、第二の認知症と認められるようになったのか
というお話から始まり、他の認知症との違いや、レビー小体型
認知症の中の種類などの説明をされました。

『レビーには
 
 びまん型(広い範囲にレビー小体を認める:レビー小体型認知症)
 移行型 (パーキンソン病に認知症を伴う)
 脳幹型 (脳幹にレビー小体を認める:パーキンソン病)
 大脳型 (大脳にレビー小体を認める。脳幹にはないので、
      パーキンソン症状がでない)
 
 の四つがある』


『パーキンソン病に認知症が出たら、レビー小体型認知症である。
 これをわかっていない医師は勉強不足である』

『パーキンソン病と認知症を伴うパーキンソン病、
 そして、レビー小体型認知症の原因はすべて同じであるから

 「レビー小体病」

 と呼ぶことは2005年、国際的に認められた』


小阪医師は初診時、2時間を費やして問診されるそうです。
MRIなどでは発見されにくい(初期の)レビーは問診が
第一と強くおっしゃっていました。



そして、どのような検査によって診断とするのが有効かなどの指針。

レビーのさまざまな症状の説明。

『レビー小体型認知症は、認知機能障害よりも一般的にいう
 周辺症状が先に現れることが多く、みなさん苦労されます』



後半には実際に小阪医師に治療していただいている患者さんと
そのご家族が3組紹介されました。

その中のお一人。
79歳の男性はわずかな認知機能の減退から、幻視が出現。
MMSEは19/30。

治療を開始して、1年後MMSEは30/30の満点。
気にならないほどの幻視はまだあるものの、いたって普通に
生活できているそうです。

先日は岩手まで一人で行き、同窓会に出席されたとか。

ご本人がマイクを持ち、「普通になりました」と。


背筋もしゃんと伸び、年齢的にありがちな言葉のつまりはあるものの
血色のいい、一人の老紳士がそこにいらっしゃいました。

会場からは大きな拍手。



小阪医師はパーキンソン病とレビー小体型認知症は兄弟だと訴えます。
そして、どれだけ早く治療を開始できるかが鍵であると。

『幻視があっても認知機能が落ちていないのなら「認知症」になる
 可能性を減らすことができる』

『MCI(軽度認知障害)の段階で係わることが重要』


早期発見、早期治療。
正しい診断、正しい治療。

レビー小体型認知症という呼び名ではなく「レビー小体病」という
呼び名が浸透すれば、もっと早くに病院へ連れて行くことが可能かも
しれません。

「レビー小体病には認知症になる可能性がある」

そういう言い方であれば、初期の段階でご本人も積極的にいろいろな
ことに取り組むかもしれないと期待できますし、ショックも少ない
でしょうし、家族にも考える時間ができると思います。



急ぎ足でしたが、質疑応答の時間がありました。

Q:診断できる病院はどう探したらいいですか?

A:私のミドリの本に載っていますし、支える会のHPでも検索
  できます。


Q:薬剤過敏で気をつける薬はありますか?

A:多分アリセプトのことをいっているのだと思うのですが…。
  少量投与のことですよね。
  
  私は治験に今参加していますが、ほとんどの方は3mg・5mg
  10mgと問題なく増量できています。
  確かにアリセプトが合わない方もいらっしゃいますが、10mgで、
  悪化した方でも5mgに戻せば問題ありません。
  そんなに神経質に気になさることはないと思います。

  抗精神病医薬には細心の注意が必要です。


Q:アリセプトとレミニールの違いはなんですか

A:ほとんど同じですが、レミニールのほうが広く効くと
  いわれています。
  ただ、そんなに効いている感じはないです。
  同じくらいですね。


Q:新しい、注射の薬があるとききました。

A:まだ治験段階のはずです。
  あと数年かかるでしょう。  



時間になり講演は終了。
最後に「レビー小体型認知症家族を支える会」会長の宮田さんが
挨拶されました。


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小阪医師はレジュメを来場者に配らないようなのですが、
多くのスライドは「第二の認知症~~」の中のことを
まとめたものですし、本の上梓記念講演なので当たり前ですが、
内容も本に書かれたことからですので、読まれた方にはそれほど
わかりにくいということはなかったと思います。

また、小阪医師もできるだけわかりやすい言葉を使われていて、
ゆっくりと話されたので、初めての方にもおっしゃりたいことは
伝わったのではないでしょうか。






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