上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ゆるりです。

あるセミナーに参加してきました。
個人的な視点、感想が含まれます。
尚、こちらで報告する内容は、私が走り書きをもとに記事に
しておりますことを、ご了承の上お読みください。


******************


昨日の続きです。

米国の修道女の脳を解剖したところ、アルツハイマー病変は
脳に多数みられたのに、発病はしていなかったという。

脳病変のみが症状を決めるわけではない


『脳活性化リハビリテーション』とは

廃用を減らし、脳活性化を図る。
失われた認知機能は受容し、残存能力を活用して生活力を高め、
BPSDを減らす。

■快 体感ゲーム

心と体を動かして認知機能向上。
リハでは「楽しい」という気持ちが大切。
足踏みで点数がでるような体感TVゲームなど。


■脳は鏡

動物の情動応答は、相手から不快な情報を得れば不快で応答を返し、
快で受ければ快の応答を返す。

見聞きしたとおり真似することで、相手の気持ちがわかる。

脳内(無意識下)で、同じ表情を作っている。
脳はそうしたことで相手の気持ちを量っている。

笑顔で怒鳴るような行為は脳が混乱する。

ホップ・ステップ・ジャンプの笑顔(介護者へ)

①鏡に向かって笑顔
②笑顔のまま、「いい笑顔だね」と声に出す
③声に出すと脳はその通りにしようと作用するので、益々笑顔に


■微笑みの発達 新生児微笑から模倣:社会的微笑へ

①快の笑い:生後2~3週間で授乳後に笑顔
②社交上の笑い:生後4~6ヶ月で母親に笑い返す
③緊張緩和の笑い:生後5~6ヶ月でタカイタカイ(緊張)のあと笑う
④価値無化の笑い:3歳から自分の失敗を笑ってごまかす
⑤優越・攻撃の笑い:4歳から意地悪して笑う、嘲笑う
⑥高度な社交:5歳から嬉しくないプレゼントに笑顔で礼を

微笑む能力は最後まで残る。
アルツハイマー病の進行は、小児の発達過程を逆行して、最後は赤子に。


■作業回想法

古い道具や物品の使用(認知症でも古い記憶は比較的維持されている)
思い出を話していただくだけでなく、その道具を使っていただき、
さらに患者さんには先生になっていただき、職員が生徒になります。
主客逆転、役割を持つことで生きがいを持つことになる。

自分史の再認識(ライフレビュー)
輝いていた自分の過去を認識が自信につながる。


■褒める

役割・褒められる効果:見当識の獲得や情動の安定、前向きに生きる意欲
           BPSD低減

例)三世代共生住宅(桑名市)
  能力活用セラピー:認知症の方に役割を。
  
  ◇同じことを何度も言う「勉強しなさいね」…宿題の監視役
  ◇徘徊…腕に腕章をつけて近所を歩くパトロール
  ◇収集癖…廃品回収や清掃の手伝い

認知症のパワーを介護に活かす
「人間に無能力者はいない。あるのは能力者だけだ」


褒める⇒褒められて嬉しい⇒好感を持つ⇒居心地がよくなる

褒めたほうも嬉しくなる⇒好感を持つ⇒
褒めた自分を認めたくて、相手のいいところを探すようになる。

脳はポジティブな言葉にはポジティブに反応。
ネガティブな言葉にはネガティブに反応。
いい気分の時にはドーパミンがでる。
ドーパミンがでるとやる気を起こす。

毎日褒めたら、片麻痺の方の歩行スピードが有意に改善。

報酬系:ドパミン神経系
    1)予期せぬ報酬(ナチュラル)
    2)報酬を期待させる刺激:報酬の記憶と学習

褒めてドーパミンをださせる工夫を。


■リハビリは人間が人間に関わる

よくなって欲しいという思いが大切。共に認め合い、褒めあう。


豊かな環境での楽しい運動が老人斑を(脳病変)を減らす

■中年期の余暇運動がアルツハイマー病を防ぐ

20-30分以上、軽い息切れや発汗程度の運動を楽しく週2回以上
で行うとアルツハイマー病が1/3に。

高齢になってからでも、ある程度の効果はある。


■海馬では神経細胞が新しく作られる

楽しい運動で、海馬の働きや前頭葉の働きがよくなり、記憶力アップ。
楽しく運動するとBDNF(ホルモン)が増加する。

BDNF…神経回路の形成や発達に重要な脳由来神経栄養因子
     神経細胞を育てるホルモン
     自発運動が一番BDNFがでる、強制ではでない
     ストレスに弱い
     
ストレスが加わると、コプチゾール(ストレスホルモン)が分泌され
神経細胞が死んでしまうので、無理強いしても意味がない。


脳活性化リハの5原則

快刺激 ⇒ 笑顔
褒める ⇒ やる気
コミュニケーション ⇒ 安心
役割を演じるう ⇒ 生きがい
誤らない課題 ⇒ 正しい方法

認知症でも楽しく過ごせる環境づくりを同時に行う

「なにをするか」ではなく、「どう係わるか」


◎認知症の治療

1、薬物  ・根本的治療薬:開発途上
      ・認知機能を上げて進行を遅らせる薬
      ・もの取られ妄想、徘徊などを緩和する薬

2、非薬物 ・生活力を高める脳活性化リハビリテーション
      ・本人が安心する介護を‘家族が’理解

大部分の認知症では、
『穏やかに楽しく暮らすこと』が可能である。


~ナン・スタディ~

アメリカの修道女を対象に1991年から追跡調査を行った
ナンスタディーで、脳病変の有無と認知症発症が必ずしも一致
しないことがわかりました。

毎年、認知機能検査を行いながら、亡くなった方の脳を全例剖検して
詳細に調べたところ、脳に高度のアルツハイマー病変が出現していて
も、認知症を発症していない例が8%もありました。

認知症を引き起こす脳病変があっても、
健全な生活や脳活性化リハなどで
認知症の症状軽減や発症防止の可能性があるのです。


またこの調査から、脳血管性病変を伴っていると、それが誘因と
なってアルツハイマー病を発症しやすくなることが示されました。

アルツハイマー病の発症はその疾患特有の脳病変(原因)だけで
決まるのではなく、加齢に伴う他の脳病変が認知機能低下を
相乗的に加速し、認知症の発症を促進するのです。

さらに葉酸欠乏が脳萎縮に関係していることも判明しました。

栄養、運動、家族や住環境といった多様な因子も認知症の発症に
影響を与えています。

アルツハイマー病・レビー小体型認知症・脳血管性認知症など
明確に分けられるものではなく、実際は高齢になればなるほど
認知症の発症要因は単純ではなく、いくつかの要因が重なり合って
認知症を発症するようになります。

山口医師の著書より



オススメ本

『認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント』
~快一徹 脳活性化リハビリテーションで進行を防ごう

山口晴保 編著
佐土根朗+松沼記代+山上徹也 著

共同医書出版社 3300円(税別)



関西おしゃべり会きらきら組主催者のkuririnさんが
より詳しいレポートをしてくださっています。
「薔薇と宝塚とキラキラが好き」(文字をクリック)
是非、ご覧ください。必見です。
お礼のポチをお忘れなくお願いいたします。





にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村







Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。